ブラジルレアル週間場況=米金融政策の先行きを見ながらの展開

経済

為替

2019/11/5 16:59

レアル安・円高 27.11円(-0.01円)

 レアル・円は小幅に下落した。週初10月28日は、米中貿易交渉の進展期待や英国のEU(欧州連合)離脱延期が合意したことなどから投資家心理が改善、レアル買い・円売り優勢となった。29日はFOMC(米連邦公開市場委員会)を控え、持ち高調整のレアル売り・円買いに傾いた。30日にレアル・円は上昇。パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が当面の利上げに否定的な考えを示したことから、ドルが売られる中、レアル買いが強まった。31日は、ブラジル株価が軟化する中、レアル・円の上値が抑制された。週末11月1日は、米10月雇用統計が強い結果となったことから景気先行き不透明感が後退、レアル・円は堅調に推移した。

 短期債利回りは上昇、長期債利回りは低下した。米中貿易交渉の進展期待や英国のEU離脱延期が合意したことなどから投資家心理が改善、ブラジル債券は買われた。10月31日はブラジル株式が軟化する中、ブラジル債券も売られた。レアル建て2年物債利回りは前週末の4.62%から4.69%に上昇、レアル建て10年物債利回りは前週末の6.54%から6.40%に低下して越週した。

提供:モーニングスター社

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