東北新社:効率化進み上期大幅増益―上昇基調が鮮明、依然割安で上値余地

株式

2019/11/20 16:30

 東北新社<2329.T>はCM制作を中心に、海外ドラマや映画の日本語版制作、衛星チャンネル運営などを手掛ける。20年3月期の上期決算は大幅増益で、通期の好業績期待も大きい。

 上期連結の業績は売上高286億9400万円(前年同期比1.5%減)、営業利益15億4200万円(同3.8倍)だった。前年同期にあった大型イベントがなくなり、若干の減収になったが、広告、コンテンツなど各事業において効率化が進み、利益面は急拡大した。

 下期も引き続き各事業の見直しが進む見通しだ。通期業績は売上高631億2800万円(前期比1.0%増)、営業利益25億4900万円(同55.3%増)を見込んでいる。通期予想に対する上期の営業利益の進ちょく率は60.5%と高い。

 好業績を反映し、10月から株価は上昇基調を鮮明にしている。ただ、時価700円台の今期予想PERは23倍程度、前期実績PBR(株価純資産倍率)は0.4倍程度にすぎず、依然として上値余地は大きい。

 20日の終値は前日比5円高の700円。

提供:モーニングスター社

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