<相場の読み筋>1月23日

2020/1/23 7:26

 22日の米国株式は、NYダウが前日比9.77ドル安の2万9186.27ドルと小幅に続落、ナスダック総合指数は同12.961ポイント高の9383.768ポイントと反発して取引を終了。出来高概算は、ニューヨーク市場が8億6404万株、ナスダック市場が23億9245万株だった。引き続き、中国で多発している新型のコロナウイルス流行による世界経済への影響を警戒。手控えムードが広がるなか、ボーイングが「737MAX」の運行再開に関し不透明感が強まり、下落したこともNYダウの重しとなった。一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アップルやアルファベット(グーグルの持株会社)、シスコシステムズなどが堅調で同指数の上昇を支えた。

 23日の東京株式は反落後、もみ合いとなりそう。日経平均株価はきのう22日に反発し、心理的なフシ目の2万4000円台を回復したものの、依然として手掛かり材料に乏しいことから、戻り待ちの売りに押される展開が想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の後半(22日終値は110円00-01銭)とやや円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=121円台の後半(同121円94-98銭)と小動き。対ドルでの円高を警戒する動きが強まる場面もありそう。22日のADR(米国預託証券)は円換算値で、武田薬<4502.T>、TDK<6762.T>、ファナック<6954.T>などが、22日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、22日の大阪取引所終値比180円安の2万3840円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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