大平洋金属が8日続落、三菱UFJモルガン証は「ニュートラル」・目標株価2440円に引き下げ

株式

2020/1/27 16:35

 大平洋金属<5541.T>が前日比変わらずをはさみ8日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では24日付で、レーティングを「オーバーウエート」(強気)から「ニュートラル」(中立)に、目標株価を3100円から2440円に、それぞれ引き下げている。

 同証券では連結経常利益予想を下方修正、あわせて目標株価を2440円に引き下げるとしている。また、中国の景気不透明感に伴うニッケル市況急落と、鉱石価格や原油価格上昇に伴うコスト増により、収益環境が急速に悪化したことから、「ニュートラル」に引き下げるとしている。精錬コスト下限であるニッケル価格1万4500ドル(トン当たり)、ニッケル価格に占める鉱石価格の比率30%ならコスト上昇下でも21年3月期連結経常利益は17億円と黒字は可能だが、今回見直した新前提同1万4000ドル、同5%なら経常赤字は避けられない状況とみているという。

 同証券では連結経常利益について、20年3月期20億円(前期比42%減、従来59億円、会社側計画は34億2300万円)、21年3月期16億円の赤字(従来85億円の黒字)、22年3月期16億円の赤字(同86億円の黒字)と試算している。

 27日の終値は、前週末比180円安の2098円。

提供:モーニングスター社

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