京セラ、蓄電池を活用した再生可能エネルギー「自己託送」の実証実験を開始

株式

2020/1/30 7:33

 京セラ<6971.T>は28日、滋賀県野洲市において、4月から、国内初となる蓄電池を活用した再生可能エネルギー「自己託送」(用語解説)の実証実験を開始すると発表した。

 今回の実証では、野洲市が所有する2000平方メートルの敷地に同社製太陽光発電システム約150kWを設置し、同システムで発電した再生可能エネルギーを関西電力<9503.T>の送配電網を通して約2キロメートル離れた同社滋賀野洲工場に供給する。「自己託送」の実証実験では、国内初となる定置型リチウムイオン蓄電池を活用し、安定的な電力供給による自己託送容量の平滑化と、これまでのVPP(バーチャルパワープラント)関連実証実験などで培った分散蓄電池の制御技術を応用。発電インバランスと需要インバランスを低減させた高精度な需給オペレーションにより、系統の負担を軽減する再エネ電力供給を目指すという。

 「自己託送」(用語解説)=企業などが自社工場などで発電した電力を一般送配電事業者の送電線を利用し、別の自社拠点に供給する制度。

 29日の終値は、前日比20円高の7653円。

提供:モーニングスター社

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