<相場の読み筋>2月5日
2020/2/5 7:30
4日の米国株式は、続伸した。NYダウが前日比407.82ドル高の2万8807.63ドル、ナスダック総合指数が同194.572ポイント高の9467.974ポイントで取引を終了。出来高概算は、ニューヨーク市場が9億3356万株、ナスダック市場が24億4608万株だった。ナスダック総合指数は1月23日に付けた終値ベースの史上最高値(9402.478ポイント)を更新した。米12月製造業受注が前月比1.8%増と、市場予想平均の同1.2%増を上回ったことを好感。また、カドローNEC(米国家経済会議)委員長が、新型肺炎の流行による米国のサプライチェーンへの影響は最小限にとどまるとの見方を示したと報じられ、買い気が強まった。NYダウ採用銘柄では、アップルやマイクロソフト、キャタピラーなどが値上がり率の上位に入っている。
5日の東京株式は続伸後、堅調な展開か。きのう4日に堅調な動きをみせていたことや、現地4日の米国株式が続伸しナスダック総合指数が史上最高値を更新したことから、買い先行のスタートとなろう。決算発表が本格化するなか、好業績銘柄へ物色の矛先が向かいそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の半ば(4日終値は108円93-94銭)、ユーロ・円が1ユーロ=120円台の後半(同120円36-40銭)と円安方向に振れている。為替の落ち着きも支援材料と意識されそう。4日のADR(米国預託証券)は円換算値で、武田薬<4502.T>、コマツ<6301.T>、パナソニック<6752.T>などを中心に、4日の東京終値に比べほぼ全面高。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、4日の大阪取引所終値比275円高の2万3365円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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