<相場の読み筋>2月6日

2020/2/6 7:34

 5日の米国株式は、3日続伸した。NYダウが前日比483.22ドル高の2万9290.85ドル、ナスダック総合指数が同40.709ポイント高の9508.683ポイントで取引を終了。出来高概算は、ニューヨーク市場が9億9426万株、ナスダック市場が24億7801万株だった。ナスダック総合指数は連日で終値ベースの史上最高値を更新した。米1月ADP(オートマチック・データ・プロセッシング)雇用統計で、非農業分野の雇用者数が季節調整済みで前月比29万1000人増となり、市場予想平均の同15万7000人増を大きく上回ったことを好感。また、英国で新型肺炎のワクチン開発に進展があったと報じられ、新型肺炎に対する過度な警戒感が後退したことも支えとなった。NYダウ採用銘柄では、ユナイテッドヘルスやIBM、エクソン・モービルなどが値上がり率の上位に入っている。

 6日の東京株式は続伸後も、しっかりした展開となりそう。現地5日の米国株式市場は、ナスダック総合指数が連日で史上最高値を更新し、NYダウも史上最高値が視野に入る水準まで上昇した。好地合いのなか、日本株の戻りの鈍さが意識され、修正高が進む場面もみられそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の後半(5日終値は109円33-34銭)と円安に振れ、ユーロ・円が1ユーロ=120円台の後半(同120円66-70銭)と小動き。対ドルでの円安も支援材料となりそう。5日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ZHD<4689.T>、コマツ<6301.T>、日電産<6594.T>などが、5日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、5日の大阪取引所終値比330円高の2万3690円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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