<相場の読み筋>2月21日
2020/2/21 7:27
20日の米国株式は、NYダウが前日比128.05ドル安の2万9219.98ドルと反落、ナスダック総合指数が同66.215ポイント安の9750.965ポイントと4日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、ニューヨーク市場が9億2639万株、ナスダック市場が28億1763万株だった。中国・湖北省政府は20日、新型肺炎の感染拡大で企業の休業措置を3月10日まで再延長すると発表。正常化の後ズレによる経済への影響が懸念された。利益確定売りが優勢となるなか、NYダウは一時380ドルを超える下げをみせる場面もあった。同指数の採用銘柄では、インテルやゴールドマン・サックス、マイクロソフトなどが値下がり率の上位に入っている。
21日の東京株式は、もみ合い商状となりそうだ。きのう20日の日経平均株価は、一時400円を超える上昇をみせる場面もみられたが、78円まで上げ幅を縮小して取引を終了。手掛かり材料難や戻り待ちの売りに押される格好で、上値の重さが意識された。新型肺炎の感染が広がる日本経済への悪影響を警戒する動きも想定され、積極的な売買は期待しづらい。一方、為替相場は、ドル・円が1ドル=112円台の前半(20日終値は111円68-69銭)、ユーロ・円が1ユーロ=120円台の後半(同120円50-54銭)と円安方向にあり、円安が下値を支える格好となる場面もありそう。20日のADR(米国預託証券)は円換算値で、富士フイルム<4901.T>、日電産<6594.T>、アドバンテスト<6857.T>などが、20日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、20日の大阪取引所終値比15円高の2万3525円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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