4月1日の東京外国為替市場見通し=ドル・円、軟調展開か

為替

2020/4/1 8:43

ドル・円予想レンジ:1ドル=106円80銭-108円20銭

 4月1日の東京外国為替市場で、ドル・円は軟調展開とみる。前日の海外時間はFRB(米連邦準備制度理事会)が海外の中央銀行にドルを供給する緊急措置を発動すると表明。米国債利回りの低下とともにドル安が進んだ。新型コロナウイルスに対する警戒感の根強さから米国株も下落しており、きょうの東京市場ではリスクオフの動きが継続しそう。また、寄り付き前には日銀短観(3月調査)が発表されるが、新型コロナの影響で悪化が見込まれている。市場予想(大企業製造業の業況判断DIはマイナス10)以上に悪い結果となれば、日本株安からリスクオフの円買いが加速しそうだ。一方、前日は政府発表の中国3月製造業PMI(購買担当者景気指数)が予想外の50超えとなった。きょう財新が発表する製造業PMIには注目しておきたい。

<主な経済指標・イベント>

国内:日銀短観(3月調査)

アジア:中国3月財新製造業PMI(購買担当者景気指数)

米国:米3月ADP全米雇用報告、米3月ISM製造業景気指数

欧州:独2月小売売上高指数

その他:RBA(豪準備銀行)理事会議事要旨、ロシア10-12月期GDP(国内総生産)

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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