鹿島、鹿島フィットおよび万象ホールディングスと開発した耐火被覆吹付ロボットを工事に実適用

株式

2020/5/26 16:28

 鹿島<1812.T>は26日、同社グループの鹿島フィットおよび万象ホールディングス(福島県富岡町)と共同開発した耐火被覆吹付ロボットを、東京都内で施工中の建物の耐火被覆工事に実適用し、同ロボットと既開発のハイブリッド耐火被覆工法の併用により、作業環境の改善ならびに生産性の向上を実現したと発表した。

 建物の柱や梁などの構造部材に鉄骨を用いる場合、火災時の倒壊を防止するため、鉄骨表面に耐火被覆を施すことが義務付けられている。既開発のハイブリッド耐火被覆工法を適用することで、同ロボットを効果的に活用。はりの下フランジ部は、耐火被覆の脱落の恐れがあることに加え、施工中に被覆材の飛散が特に多く発生する箇所のため、作業員が高耐熱ロックウールフェルトを着実に巻き付ける。残りのウェブと上フランジ部はロボットによる自動吹付けを行う。これにより、作業員が高所作業車に搭乗する時間が大幅に減り、さらに被覆材の飛散を約3割低減することができるため、作業環境の大幅な改善を実現できるという。

 26日の終値は、前日比25円高の1195円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ