マーチャント、暗号資産取引のIDCMと業務提携、デジタル証券参入へ

株式

2020/6/29 16:08

 マーチャント・バンカーズ<3121.T>は29日、暗号資産取引で世界20位級のIDCMグループの台湾法人と業務提携したと発表した。暗号資産事業の業容を拡大し、セキュリティートークン(デジタル証券)の領域にも乗り出す。

 IDCMは暗号資産取引のプラットホーム運営会社で、世界10カ所の暗号資産交換所と提携している。拠点のない日本や手薄な欧州でパートナーを探していたが、18年にブロックチェーン関連事業を展開する子会社を設立し、20年5月にはエストニアの暗号資産交換所の運営を受託したマーチャントがその相手に浮上した。

 業務提携により、IDCMの顧客のエストニアの暗号資産交換所への紹介や、IDCMの取り扱うトークンの同交換所での上場支援を検討する。また、エストニアで、ブロックチェーン技術を活用した資金調達のデジタル証券事業も推進していく構えだ。

提供:モーニングスター社

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