<相場の読み筋>7月20日
2020/7/20 7:34
前週末17日の米国株式は、NYダウが前日比62.76ドル安の2万6671.95ドルと続落、ナスダック総合指数は同29.361ポイント高の1万503.190ポイントと反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億6888万株、ナスダック市場が42億8035万株だった。7月のミシガン大学消費者信頼感指数(速報)が73.2となり、市場予想平均の77.8を下回った。足元で、16日の新型コロナウイルス感染症の新規感染者が7万人を超えるなど感染拡大が続くなか、消費者心理の後退が警戒され、NYダウは一時110ドルを超える下げとなる場面もみられた。一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、シスコ・システムズやインテル、アドビなどが買われ、同指数の上昇を支えた。
20日の東京株式は、前週末の日経平均株価の上値が重かったことや、手掛かり材料難もあり、弱含みの展開となりそう。模様眺めムードが広がるとみられるなか、値動きの軽い中小型株に物色の矛先が向かいそうだ。前週末17日の米国株式は、NYダウが続落した一方、ナスダック総合指数が反発するなど、まちまちの動きだった。為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の前半(前週末17日終値は107円11-12銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=122円台の前半(同122円00-04銭)とやや円安方向にある。17日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、キリンHD<2503.T>、ソニー<6758.T>、TDK<6762.T>などが、前週末17日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同17日の大阪取引所終値比5円高の2万2675円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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