エムスリーが年初来高値、大和証は「1」・目標株価6800円に引き上げ

株式

2020/8/4 16:19

 エムスリー<2413.T>が続伸、160円高の5750円まで買われ、連日の年初来高値更新。大和証券では3日付で、投資判断を「2」(アウトパフォーム)から「1」(買い)に、目標株価を4700円から6800円に、それぞれ引き上げている。対面営業の制約により販促活動のデジタル化が急速に進展、構造的変化がさらなる事業機会をもたらすとみるとコメントしている。

 目標株価6800円は、過去5カ年のPERの平均値68倍に対して10%のプレミアムを付与した値75倍および25年3月期予想連結一株利益91円から算出されている。販促活動における構造的変化がさらなる事業機会をもたらすと考え、プレミアムが付与されている。株価上昇のカタリストとして、製薬マーケティング支援事業の好調確認、オンライン診療やAI(人工知能)プラットホーム事業など新規事業の進展などを挙げている。

 同証券では、業績予想を修正、連結営業利益について、21年3月期476億円(前期比39%増、従来433億円、会社側計画は非開示)、22年3月期586億円(従来527億円)、23年3月期691億円(同616億円)、24年3月期798億円(同706億円)、25年3月期914億円(同813億円)と試算している。

 従来の同証券想定以上のスピード・規模で販促活動のデジタル化が進展していることやWEB講演会など収益性の高いサービスの比率が上昇すると予想されることを、業績修正の背景に挙げている。

 4日の終値は、前日比100円高の5690円。

提供:モーニングスター社

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