<相場の読み筋>8月5日

2020/8/5 7:45

 4日の米国株式は、NYダウが前日比164.07ドル高の2万6828.47ドルと3日続伸、ナスダック総合指数が同38.369ポイント高の1万941.166ポイントと5日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億6327万株、ナスダック市場が38億2250万株だった。ナスダック総合指数は、連日で史上最高値を更新した。新型コロナウイルス感染症の拡大に対応するための追加の経済対策を巡り、米与野党による協議が行われ、合意への期待感が支えとなった。また、NY原油先物WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)価格が3日続伸したことを受け、石油関連銘柄が堅調だった。NYダウ採用銘柄では、ダウ(旧ダウ・デュポン)<DOW>やエクソン・モービル<XOM>、マクドナルド<MCD>などが、値上がり率の上位に入っている。

 5日の東京株式は、もみ合いの展開か。日経平均株価は米国株高を背景に連日で大幅高となっているが、朝方の買いが一巡した後は、積極的に買い進む動きがみられず、上値が重い状況にある。現地4日の米国株式は続伸しているものの、前週末にかけて調整した分を取り戻す水準まで上昇しただけに、手掛かり材料難から、停滞商状となりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=105円台の半ば(4日終値は105円91-93銭)、ユーロ・円が1ユーロ=124円台の半ば(同124円82-86銭)とやや円高方向にあり、重しとなることも想定される。4日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、ソニー<6758.T>、任天堂<7974.T>、みずほ<8411.T>などが、4日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、4日の大阪取引所終値比90円安の2万2500円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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