<相場の読み筋>9月9日
2020/9/9 7:36
8日の米国株式は、大幅に3日続落した。NYダウが前週末比632.42ドル安の2万7500.89ドル、ナスダック総合指数が同465.445ポイント安の1万847.690ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億1765万株、ナスダック市場が40億5365万株だった。8月までの上昇相場をけん引していたハイテク株を中心に、利益確定やポジション調整の売りが継続。ナスダック総合指数は、9月2日の史上最高値(1万2074.065)からの値下がり率が、調整局面入りとされる10%超えた。アップル<AAPL>やアマゾン・ドット・コム<AMZN>、マイクロソフト<MSFT>などが下落し、同指数の重しとなった。
9日の東京株式は反落後、落ち着きどころを探る展開か。日経平均株価はきのう8日に反発する動きをみせていたものの、現地8日の米国株式が大幅に3日続落した動きを受け、売り先行のスタートとなろう。手がかり材料難のなか、手控えムードの広がりも見込まれ、心理的なフシ目の2万3000円を割り込む場面も想定される。ただ、売り一巡後は、日銀によるETF(上場投資信託)買い期待が支えとなりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=105円台の後半(8日終値は106円26-27銭)、ユーロ・円が1ユーロ=124円台の半ば(同125円57-61銭)と円高方向に振れ、輸出関連銘柄には重しになるとみられる。8日のADR(米国預託証券)は円換算値で、楽天<4755.T>、ソニー<6758.T>、ソフバンG<9984.T>などが、8日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所終値比220円安の2万3030円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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