米ネットフリックスは大幅安、第3四半期の純利益や契約者数の伸びが市場予想を下回る

米国株式

米決算

2020/10/22 10:01

 動画配信サービス大手の米ネットフリックス<NFLX>は21日、一時7%超の大幅安となり、6.92%安の489.05ドルとほぼ安値で引けた。500ドル割れは9月30日以来。20日引け後に20年12月期第3四半期(7-9月)の決算を発表。純利益や契約者数の伸びが市場予想を下回ったことが嫌気された。

 第3四半期は売上高が前年比23%増の64億4000万ドル、純利益が19%増の7億9000万ドルと増収増益を確保したが、希薄化後1株当たり利益(EPS)は同18%増の1.74ドルと市場予想の2.13ドルを下回った。また、新規の有料視聴契約者数は220万人の純増となったが、会社予想の250万人増や市場予想の357万人増には届かなかった。

 新型コロナウイルス感染症の拡大により上半期に契約数が急増していた反動が出た格好だ。地域別では、アジア・太平洋地域が100万人増と、全体の伸びの半分近い伸びとなり、主力の米国・カナダはわずか18万人増だった。9月末時点の全世界の有料視聴契約者数は前年比23%増の1億9515万人となったが、6月末時点との比較では1%増にとどまった。

 また、会社側は第4四半期(10-12月)の契約者数の伸びを600万人増と見込んだが、市場予想の656万人増を下回った。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545>、NYダウ投信<1546>、上場米国<1547>、

 SPD500<1557>、NYダウ<1679>、NYダウブル<2040>、

 NYダウベア<2041>

(イメージ写真提供:123RF)

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