<相場の読み筋>11月20日

2020/11/20 7:35

 19日の米国株式は、3日ぶりに反発した。NYダウが前日比44.81ドル高の2万9483.23ドル、ナスダック総合指数が同103.111ポイント高の1万1904.714ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億9159万株、ナスダック市場が52億9514万株だった。米CNBCニュースは19日、米共和党のシューマー上院議員が米民主党のマコネル上院議員と、新型コロナに対応した経済対策に関し、両党間で交渉を再開することで合意したと報道。経済対策への期待感が浮上し、反発につながった。一方、週間の新規失業保険申請件数は、季節調整済みで74万2000件で、市場予想平均の70万7000件よりも悪化し、朝方は下落する場面もあった。NYダウ採用銘柄では、セールスフォース・ドットコム<CRM>やウォルマート<WMT>、シェブロン<CVX>などが、値上がり率の上位に入っている。

 20日の東京株式は、もみ合いとなりそうだ。きのう19日は、新型コロナの新規感染者数が東京都で534人と最も多くなったことが報じられたが、取引終了前に下げ渋る動きとなった。現地19日の米国株式が反発したこともあり、買い優勢のスタートとなりそう。ただ、手掛かり材料に乏しいなか、23日が勤労感謝の日の祝日で3連休となることもあり、積極的な売買は期待しづらく、手じまい売りに押される場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=103円台の半ば(19日終値は103円82-84銭)、ユーロ・円が1ユーロ=123円台の前半(同122円97銭-123円01銭)と小動き。19日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、パナソニック<6752.T>、デンソー<6902.T>、任天堂<7974.T>などが、19日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、19日の大阪取引所終値比60円高の2万5600円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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