レーザーテックが上場来高値、野村証は「Buy」継続、目標株価は1万3336円に引き上げ

株式

2020/12/9 16:35

 レーザーテック<6920.T>が続伸、840円高の1万1920円まで買われ、今年7月10日につけた上場来高値1万1750円を更新した。野村証券では8日付で、投資判断「Buy」(買い)を継続、目標株価は1万564円から1万3336円に引き上げている。

 (1)ロジックファウンドリだけでなく、DRAMでもSamsung Electronicsを中心にEUV露光装置の導入が本格的に進みそうなこと(2)ASMLの露光装置の製造能力が現在の年間45-50台から、中長期的には最大90台弱に増加可能であること――を背景に、同社のEULV用マスク検査装置の24年6月期の売上予想を12台から14台へ、25年6月期を同15台から18台に引き上げ、あわせて業績予想を引き上げるとしている。

 同社のDRAMへのEUVLの導入に関する前向きな発言から、10月のASMLとのトップ交渉の結果、EUV露光装置をまとまった台数確保できた可能性が高いと考えているという。

 同証券では連結営業利益について、21年6月期186億円(前期比23.5%増、従来186億円、会社側計画は170億円)、22年6月期283億円(従来283億円)、23年6月期480億円(同480億円)と試算している。

 8日の終値は、前日比710円高の1万1790円。

提供:モーニングスター社

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