<相場の読み筋>1月6日

2021/1/6 7:36

 5日の米国株式は、反発した。NYダウが前日比167.71ドル高の3万391.60ドル、ナスダック総合指数が同120.513ポイント高の1万2818.960ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億9496万株、ナスダック市場が66億296万株だった。米12月ISM(サプライマネジメント協会)製造業景気指数が60.7となり、市場予想平均の56.6を上回り、米景気に対する警戒感が後退。また、OPEC(石油輸出国機構)加盟・非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」が、2月以降、減産規模を小幅な縮小にとどめるとしたことを受け、NY原油先物価格が急反発したことも支えとなった。NYダウ採用銘柄では、ボーイングやダウ(旧ダウ・デュポン)、シェブロンなどが、値上がり率の上位に入っている。

 6日の東京株式は、上値の重い展開が続きそうだ。日経平均株価は、連日で下げ渋る動きをみせているものの、買い手掛かり難や、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた1都3県に対する緊急事態宣言の発令を控え、積極的な売買は限られそうだ。また、米ジョージア州の上院決選投票の結果を確認したいとして、模様眺めムードが広がることも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=102円台の半ば(5日終値は102円93-95銭)とやや円高方向に振れ、ユーロ・円が1ユーロ=126円台の前半(同126円17-21銭)と小動き。対ドルでの円高が意識される場面もありそう。5日のADR(米国預託証券)は円換算値で、パナソニック<6752.T>、トヨタ<7203.T>、三菱UFJ<8306.T>などが、5日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、5日の大阪取引所清算値比60円高の2万7130円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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