<相場の読み筋>1月7日

2021/1/7 7:25

 6日の米国株式は、NYダウが前日比437.80ドル高の3万829.40ドルと続伸、ナスダック総合指数は同78.166ポイント安の1万2740.794ポイントと反落して取引を終了した。出来高概算は、NY市場が14億44万株、ナスダック市場が74億2910万株。NYダウは、昨年12月31日に付けた史上最高値(3万606.48ドル)を更新した。米ジョージア州の上院決選投票で、民主党候補が2議席を獲得する見通しと報じられた。実現すれば、大統領と上下両院の多数を民主党が占めることになり、追加の経済対策やインフラ整備などが進展するとの期待感が高まった。NYダウは一時630ドルを超える上昇となり、3万1000ドル台に乗せる場面もみられた。一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アップル<AAPL>やマイクロソフト<MSFT>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>などが下落し、同指数の重しとなった。

 7日の東京株式は反発後、もみ合いとなりそう。日経平均株価は、足元で上値の重い展開が続いていた反動や、現地6日の米国株式市場で、NYダウが史上最高値を更新したことから、買い先行スタートとなろう。ただ、手がかり材料に乏しいことから、上値では戻り待ちの売りに押される場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=103円台の前半(6日終値は102円74-75銭)、ユーロ・円が1ユーロ=127円台の前半(同126円77-81銭)とやや円安方向にある。為替の落ち着きも支えとなりそう。現地6日のADR(米国預託証券)は円換算値で、コマツ<6301.T>、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などが、6日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日の大阪取引所清算値比305円高の2万7315円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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