<相場の読み筋>2月3日

2021/2/3 7:25

 2日の米国株式は、続伸した。NYダウが前日比475.57ドル高の3万687.48ドル、ナスダック総合指数が同209.383ポイント高の1万3612.777ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億2187万株、ナスダック市場が68億6014万株だった。バイデン米政権が進める1.9兆ドル(約198兆円)の経済対策を巡り、与党の米民主党が、財政調整法を活用して成立させる手続きを進めていると報じられ、成立への期待感が高まった。また、個人投資家を中心とした投機的買いで急騰していた、ゲームストップ<GME>やAMCエンターテインメント<AMC>などが急落し、過熱感が沈静化するとの見方も支えとなったようだ。NYダウ採用銘柄では、ゴールドマン・サックス<GS>やキャタピラー<CAT>、ダウ(旧ダウ・デュポン)<DOW>などが、値上がり率の上位に入っている。

 3日の東京株式は、続伸後も堅調な展開か。きのう2日の堅調な地合いが継続するとみられるなか、欧米株式が上昇したこともあり、買い先行のスタートとなりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=104円台の後半(2日終値は104円98-99銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=126円台の前半(同126円69-73銭)とやや円高方向にある。NY市場では、一時105円台を付けるなど、円安方向に振れていたこともあり、輸出関連銘柄に見直しの動きが出る場面もありそう。2日のADR(米国預託証券)は円換算値で、コマツ<6301.T>、パナソニック<6752.T>、任天堂<7974.T>などが、2日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所清算値比115円高の2万8475円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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