日経平均は224円程度高、朝高後は伸び悩む展開に=29日寄り付き

 29日午前9時25分すぎの日経平均株価は、前週末比224円程度高い2万9400円前後で推移する。午前9時1分には、同333円96銭高の2万9510円66銭を付けている。朝方は、前週末26日に大幅続伸した動きが継続。現地26日の米国株式市場で、NYダウが史上最高値を更新し、ナスダック総合指数も続伸したこともあり、買いが先行した。為替市場で、円相場がドルやユーロに対し、円安方向にあることも支え。ただ、手がかり材料に乏しいことから、朝高後は伸び悩む展開にあるもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末26日の大阪取引所清算値比315円高の2万9415円だった。

 業種別では、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株が上昇。ソニー<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電機株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株も高い。国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も堅調。三井物産<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株や、大林組<1802.T>、清水建設<1803.T>などの建設株も上げている。

 個別では、山田コンサル<4792.T>、日本アジアG<3751.T>、クロスマーケ<3675.T>、ホクシン<7897.T>、藤コンポ<5121.T>などが上昇。半面、モバファク<3912.T>、TBASE<3415.T>、アイロムG<2372.T>、ジーンズメイト<7448.T>、プロパティA<3464.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時25分時点で、1ドル=109円台の半ば(前週末26日は1ドル=109円32-33銭)、1ユーロ=129円台の前半(同128円85-89銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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