31日の債券市場見通し=株価見合いの展開か

債券

2021/3/31 8:29

予想レンジ:債券先物中心限月(21年6月限)151.20円-151.40円、長期国債利回り0.075%-0.090%

 31日の債券市場は株価見合いの展開か。

 前日の米国債は横ばい圏で終了となった。「翌日に予定される経済対策とその財源についての概要発表を意識した債券売りが継続したが、その後は、値ごろ感からの買いや、月末の債券インデックスのデュレーション伸長に対応した買いが入り、前日比横ばい圏まで値を戻した」(銀行系証券)という。

 米国債に連れた値動きで、きょうの円債は横ばい圏でスタートしそうだ。その後は、日経平均株価の動きに左右され、前日のNYダウ(終値は前日比104ドル安)の流れを受けて軟調な値動きとなれば、円債には買いが入り、強含む場面もありそうだ。日銀は、10時10分に長期国債の買い入れオペを通知し、17時に国債買い入れオペ(公開市場操作)の方針を公表する。「金利水準やボラティリティの上昇につながるような長期・超長期債の買い入れ減額はなさそうだ」(同)と指摘する。

提供:モーニングスター社

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