日経平均は128円安と続落、株価指数先物への売りで下げ転換し安値圏で取引終了=9日後場

 9日後場は日経平均株価が、前日比128円39銭安の3万8073円98銭と続落、TOPIX(東証株価指数)は同7.03ポイント高の2713.46ポイントと反発した。朝方は、きのう8日に大幅下落した反動で買い先行スタートした。前場の日経平均は総じて堅調に推移したが、後場は買いが一巡した後に上値の重い展開を強いられた。午後2時20分すぎ、株価指数先物に断続的な売りが出たことをきっかけに下げ転換。取引終了間際の午後2時59分に、同130円13銭安の3万8072円24銭を付けるなど、安値圏で取引を終えた。東証プライム市場の出来高は17億146万株、売買代金は4兆5012億円。騰落銘柄数は値上がりが1081銘柄、値下がりは519銘柄、変わらずは51銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち10業種が下落、23業種が上昇した。三井金<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、東電力HD<9501.T>、関西電<9503.T>などの電気・ガス株が下落。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、アドバンテス<6857.T>、東エレク<8035.T>などの電気機器株も安い。デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株や、郵船<9101.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株も軟調。JR東日本<9020.T>、SGHD<9143.T>などの陸運株や、さくら<3778.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株も弱い。一方、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、ヤマハ<7951.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が上げた。

 個別では、レノバ<9519.T>、ヤマトHD<9064.T>、ローム<6963.T>、高島<8007.T>、太陽誘電<6976.T>などが下落。半面、コーセー<4922.T>、住友電設<1949.T>、川重<7012.T>、USS<4732.T>、アルプス物<9055.T>などが上昇した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ