日経平均は240円程度高、買い先行も堅調推移、時間外取引での米株価指数先物の上昇も支え=5日寄り付き

 5日午前9時27分すぎの日経平均株価は、前週末比240円程度高い3万94円前後で推移する。午前9時6分には、同341円00銭高の3万195円00銭を付けている。取引時間中に3万円を付けるのは、3月19日以来。前週末2日に堅調な動きだったことから、買い優勢でスタート。株価指数先物に断続的な買いが入り上げ幅を拡大した後も、堅調な値動きとなっている。現地2日の米国株式市場は、グッド・フライデーで休場だったが、同日に発表された米3月の雇用統計で、非農業部門の雇用者数が季節調整済みで前月比91万6000人増となり、市場予想平均の同64万7000人を大きく上回り、時間外取引で米株価指数先物が上昇していることも支えのようだ。大阪取引所のナイトセッションでは、前週末2日の清算値比50円高の2万9980円だった。

 業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株が上昇。日水<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も高い。KDDI<9433.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株も堅調。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も上げている。

 個別では、大有機化<4187.T>、エイチワン<5989.T>、日本CMK<6958.T>、長野計器<7715.T>、BPカストロ<5015.T>などが上昇。半面、東海ソフト<4430.T>、エスプール<2471.T>、キユーソー流通<9369.T>、尾家産業<7481.T>、クラウディH<3607.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時27分時点で、1ドル=110円台の半ば(前週末2日は1ドル=110円54-56銭)、1ユーロ=130円台の前半(同130円17-21銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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