8日の東京外国為替市場=ドル・円、109円台後半で底堅く推移

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2021/4/8 15:02

 8日の東京外国為替市場でドル・円は、1ドル=109円後半を中心にジリ安歩調を強めたが、109円台半ばに接近する場面では底堅かった。

 前日発表された3月開催分FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録は、FRB(米連邦準備制度理事会)の金融緩和長期化の姿勢を示す内容だったものの、新味に乏しかった。FOMCが無風通過し、米長期金利の上昇が一服したのを背景に、8日東京時間、株式市場寄り付き前のドル・円は109円90銭近辺だった。その後、日経平均株価が朝寄り安からマイナス圏での推移が続くとともに、ドル・円はジリ安歩調を強めた。また、国内輸出企業からのドル売り・円買いが優勢となったことも、ドル・円の下押しにつながった。

 午後に入っても、ドル・円に下押し圧力がかかったが、日経平均株価が引けにかけて下げ幅を縮め、前日終値近辺で引けるとともに、ドル・円は109円60銭近辺で下げが一服し、底堅く推移した。

 15時現在、109円68銭となっている。

提供:モーニングスター社

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