<相場の読み筋>4月13日

2021/4/13 7:24

 12日の米国株式は、NYダウが前週末比55.20ドル安の3万3745.40ドルと4日ぶり、ナスダック総合指数が同50.186ポイント安の1万3849.999ポイントと3日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億8913万株、ナスダック市場が42億743万株だった。NYダウは、前週末9日に史上最高値を更新していたこともあり、利益確定売りが先行。決算発表の本格化を控え、手控えムードも広がったもようで、一時130ドルを超える下げをみせる場面もみられた。ただ、取引終了前に、押し目を拾う動きから下げ幅を縮小して取引を終えた。NYダウ採用銘柄では、インテル<INTC>やアップル<AAPL>、ボーイング<BA>などが値下がり率の上位に入っている。

 13日の東京株式は、上値の重い展開か。日経平均株価は、前週末9日に3万円を付けた後に上げ幅を縮小した展開に続き、きのう12日は安値引けで取引を終了。売り圧力が強いことを意識させられる動きだった。手がかり材料難のなか、3月期決算の発表も控えることから、様子見姿勢が強まることも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の前半(12日は109円45-46銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=130円台の前半(同129円94-98銭)と円安方向に振れている。12日のADR(米国預託証券)は円換算値で、アドバンテス<6857.T>、キーエンス<6861.T>、ソフバンG<9984.T>などが、12日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、12日の大阪取引所清算値比40円高の2万9620円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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