日本電産が小幅安、岩井コスモ証は「B+」・目標株価1万5300円に引き下げ

株式

2021/4/26 16:19

 日本電産<6594.T>が小幅安。岩井コスモ証券では23日付で、投資判断を「A」(強気)から「B+」(やや強気)に、目標株価を1万6900円から1万5300円に、それぞれ引き下げている。

 目標株価1万5300円は、22年3月期予想PER約61倍、23年3月期同約51倍から算出されている。精密小型モータの非HDD化が加速し、Eアクスル(EV駆動モータ)の引き合いも順調で、中期的な成長ポテンシャルは高いものの、半導体不足の余波で車載製品の納期が先送りとなる懸念が払拭されず、当面は株価の上値が限定されると考えるとコメント。中長期的な視点からの押し目買いに徹した方が良いだろうとしている。

 同証券では、22年3月期業績予想について、半導体不足の影響を考慮し、会社側計画並みに減額したものの、半導体不足が解消されれば、収益が一気に拡大すると考えるものの、その時期はもう少し先になりそうだとしている。連結営業利益について、22年3月期1890億円(前期比18%増、会社側計画は1800億円)、23年3月期2230億円と試算している。

 26日の終値は、前週末比270円安の1万2985円。

提供:モーニングスター社

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