<相場の読み筋>5月25日

2021/5/25 7:45

 24日の米国株式は、NYダウが前週末比186.14ドル高の3万4393.98ドルと3日続伸、ナスダック総合指数が同190.177ポイント高の1万3661.170ポイントと反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億8915万株、ナスダック市場が36億1554万株だった。米10年物国債の利回りが一時1.6%割れとなるなど低下(価格は上昇)したことから、相対的な割高感が解消され、ハイテク関連銘柄に見直し買いが入った。また、直近で大幅に下落した暗号資産のビットコインが反発したことも、投資家心理の改善に寄与したもよう。NYダウ採用銘柄では、マイクロソフト<MSFT>やセールスフォース・ドットコム<CRM>、ボーイング<BA>などが、値上がり率の上位に入っている。

 25日の東京株式は、もみ合い商状か。きのう24日の日経平均株価が堅調に推移し、現地24日の米国株式が上昇したこともあり、買い優勢のスタートとなりそう。また、東京や大阪などの大規模接種センターで新型コロナワクチンの接種が開始され、ワクチン接種の進展による経済活動の正常化への期待感が支えになるとみられる。ただ、手がかり材料難の状況が続いていることから、積極的に上値を追う動きは限られそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の後半(24日は108円76-77銭)、ユーロ・円が1ユーロ=132円台の後半(同132円65-69銭)で推移している。24日のADR(米国預託証券)は円換算値で、パナソニック<6752.T>、アドバンテスト<6857.T>、日産自<7201.T>などが、24日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、24日の大阪取引所清算値比155円高の2万8495円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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