<相場の読み筋>5月26日

2021/5/26 7:45

 25日の米国株式は、NYダウが前日比81.52ドル安の3万4312.46ドルと4日ぶりに反落、ナスダック総合指数が同3.996ポイント安の1万3657.174ポイントと反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億4515万株、ナスダック市場が41億8076万株だった。米5月CB(コンファレンス・ボード)消費者信頼感指数が117.2となり、市場予想平均の119.2を下回った。NYダウは前日まで3連騰していたこともあり、利益確定売りに押された。また、暗号資産のビットコインが反落したことも、相場の重しとなったようだ。NYダウ採用銘柄では、アムジェン<AMGN>やメルク<MRK>、シェブロン<CVX>などが、値下がり率の上位に入っている。

 26日の東京株式は反落後、弱含みの展開か。日経平均株価はきのう25日まで4日続伸していたが、戻り待ちの売りに上値が重かったことに加え、現地25日の米国株式が反落したことから、売り優勢のスタートとなりそう。手がかり材料に乏しいなか、消去法的に値動きの軽い中小型株に物色の矛先が向かいそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の後半(25日は108円71-73銭)、ユーロ・円が1ユーロ=133円台の前半(同133円23-27銭)と小動き。25日のADR(米国預託証券)は円換算値で、コマツ<6301.T>、キーエンス<6861.T>、ホンダ<7267.T>などが、25日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、25日の大阪取引所清算値比195円安の2万8405円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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