日経平均は148円程度安、売り先行後も弱含みで推移=27日寄り付き

 27日午前9時20分すぎの日経平均株価は、前日比148円程度安い2万8494円前後で推移する。午前9時10分には、同154円14銭安の2万8488円95銭を付けている。きのう26日は5日続伸となったものの、上値の重い展開だったことから、売りが先行した。その後も、利益確定売りが優勢のもようで、弱含みの推移となっている。現地26日の米国株式市場では、NYダウ、ナスダック総合指数がともに反発。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所清算値比20円高の2万8610円だった。

 業種別では、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートHD<6098.T>などのサービス株が下落。中部電力<9502.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、クレセゾン<8253.T>、JPX<8697.T>などのその他金融株も安い。テルモ<4543.T>、島津製<7701.T>などの精密機器株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も軟調。NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も下げている。

 個別では、ライク<2462.T>、デジハHD<3676.T>、サニックス<4651.T>、ミダック<6564.T>、アゴーラHG<9704.T>などが下落。半面、EIZO<6737.T>、ミツバ<7280.T>、六甲バター<2266.T>、FUJIMI<5384.T>、Gunosy<6047.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時20分時点で、1ドル=109円台の前半(26日は1ドル=108円83-84銭)、1ユーロ=133円台の前半(同133円24-28銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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