(再送)国際紙パ商が一時ストップ高で年初来高値を更新

株式

2021/8/12 10:41

 国際紙パルプ商事<9274.T>が一時80円ストップ高の346円に噴き上げ、3月19日の年初来高値279円を一気に更新した。11日引け後、22年3月期連結業績予想の上方修正と配当増額を発表し、人気化した。

 22年3月期業績予想は、売上高が5340億円から5450億円、営業利益が49億から59億円に引き上げられた。今期より「収益認識に関する会計基準」等を適用するため、対前期増減率の記載はないが、適用前の前期決算は売上高が4304億400万円、営業損益が90億3500万円の赤字だった。今期第1四半期(21年4-6月)において、昨年7月に買収したAntalis S.A.Sが増収増益に大きく貢献し、中国事業が想定を上回る業績を上げるなど第2四半期(21年7-9月)以降においても業績が堅調に推移すると予想し、通期業績予想を見直した。配当は9月中間期末が5円(前回予想は無配、前中間期末は無配)、期末は7円(同10円、前期末は10円)とし、年間では12円(同10円、前期は10円)を予定している。

 同時に発表された第1四半期決算は、売上高が1296億8700万円、営業利益が15億5100万円だった。

提供:モーニングスター社

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