<米国株情報>イーベイ、第2四半期は韓国事業売却で大幅減益

株式

2021/8/12 10:30

 ネット競売大手イーベイ<EBAY>は11日引け後、21年12月期第2四半期(4-6月)の決算を発表した。売上高は前年同期比14%増の26億6800万ドル、純利益は継続事業ベースで同57%減の2億9400万ドル、一時的な項目を除いた調整後1株当たり利益(EPS)は0.99ドル(前年同期も0.99ドル)だった。EPSはほぼ市場予想通りだった。

 韓国事業部門の約80%を売却し、同事業部門を非継続事業とみなして当期業績から除外したため、大幅な減益となった。同事業部門を含めた非継続事業ベースの純利益は107億3400万ドルとなる。

 売上高は市場予想を上回ったが、オンラインショッピングサイトでの商品の総売上高(GMV)は同7%減の221億ドルと低迷した。6月末時点の全世界のアクティブ・バイヤー(積極的に商品を購入する利用客)は同2%減の1億5900万人だった。

 第3四半期(7-9月)の売上高予想は24億2000万-24億7000万ドル(前年同期比6-8%増)、調整後EPSは0.86-0.90ドルと予想した。売上高予想は市場予想を下回った。通期の業績見通しは明らかにしていない。

 11日の時間外取引では乱高下した。決算と同時に自社株買いの規模を従来の20億ドルから2.5倍の50億ドルに拡大すると発表したことがサプライズとなり、日中終値比で5%近く上昇して一時70ドル台に乗せたが、強弱入り混じる決算に買いは続かず、2%超の下げをみせる場面があった。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ