<相場の読み筋>9月3日
2021/9/3 7:45
2日の米国株式は、NYダウが前日比131.29ドル高の3万5443.82ドルと4日ぶりに反発、ナスダック総合指数が同21.796ポイント高の1万5331.177ポイントと続伸して取引を終了。ナスダック総合指数は、連日で終値ベースの史上最高値を更新した。出来高概算は、NY市場が7億9761万株、ナスダック市場が38億7082万株だった。米週間の新規失業保険申請件数が34万件となり、市場予想平均の34万5000件よりも少なかった。前日の1日に発表された、8月ADP(オートマチック・データ・プロセッシング)雇用統計では、非農業分野の雇用者数が、市場予想平均を大きく下回る結果となっていただけに、投資家心理が改善した。ただ、3日には8月雇用統計の発表を控えることから、上値を試す動きは限られたようだ。
NYダウ採用銘柄では、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス<WBA>やシェブロン<CVX>、キャタピラー<CAT>などが、値上がり率の上位に入っている。
3日の東京株式は買い先行後、もみ合いか。堅調な地合いが続くなか、現地2日の欧米株式が上昇したこともあり、買い優勢のスタートとなりそう。ただ、現地3日には、米8月雇用統計の発表を控えることや、来週6日はレーバーデーの祝日で3連休となることから、様子見の姿勢が強まりそう。市場では「基本的に雇用統計待ち」(中堅証券)との声も聞かれ、後場には手控えムードが広がることも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の後半(2日は110円00-02銭)、ユーロ・円が1ユーロ=130円台の半ば(同130円31-35銭)と小動き。2日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、コマツ<6301.T>、パナソニック<6752.T>、アドバンテスト<6857.T>などが、2日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所清算値比140円高の2万8610円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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