<相場の読み筋>10月6日

2021/10/6 7:45

 5日の米国株式は反発した。NYダウが前日比311.75ドル高の3万4314.67ドル、ナスダック総合指数が同178.345ポイント高の1万4433.830ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億7130万株、ナスダック市場が62億5764万株だった。米9月ISM(サプライマネジメント協会)非製造業景気指数が61.9となり、市場予想平均の59.9を上回った。市場予想平均を上回る同指数の堅調な結果や、前日に大幅反落していた反動もあり、NYダウは一時、480ドルを超える上昇をみせる場面もあった。ただ、米連邦政府の債務上限問題に対する不透明感は拭えず、取引終了にかけ上げ幅を縮小した。NYダウ採用銘柄では、ゴールドマン・サックス<GS>やマイクロソフト<MSFT>、ユナイテッドヘルス<UNH>などが、値上がり率の上位に入っている。

 6日の東京株式は反発後、堅調な展開か。日経平均株価はきのう5日まで大幅に7日続落していた反動や、リバウンド狙いなどから、買い先行スタートとなろう。ただ、大幅な下落が続いていただけに、投資家心理が悪化しているとみられるなか、中国・恒大集団に対する先行き警戒感もあり、買い一巡後は停滞商状となることも予想される。為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の半ば(5日は111円09-10銭)、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の前半(同128円83-87銭)と円安方向に振れている。5日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ZHD<4689.T>、パナソニック<6752.T>、アドバンテス<6857.T>などが、5日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、5日の大阪取引所清算値比435円高の2万8175円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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