<相場の読み筋>10月21日

2021/10/21 7:45

 20日の米国株式は、NYダウが前日比152.03ドル高の3万5609.34ドルと続伸、ナスダック総合指数は同7.412ポイント安の1万5121.678ポイントと6日ぶりに小反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億3814万株、ナスダック市場が41億29万株だった。21年7-9月期の決算発表が続くなか、ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>が大幅な増益で着地した。好決算を受け、幅広い銘柄に買いが入り、NYダウは、一時210ドルを超える上昇をみせ、8月16日に付けた取引時間中の史上最高値(3万5631.19ドル)を更新した。同指数の採用銘柄では、ユナイテッドヘルス<UNH>やベライゾン・コミュニケーションズ、トラベラーズ<TRV>などが、値上がり率の上位に入っている。

 21日の東京株式は、もみ合い商状となりそう。きのう20日の日経平均株価は、朝高後、上げ幅を縮小して取引を終了した。上値の重さが警戒されるなか、21年3月期第2四半期(21年4-9月)決算発表の本格化を前に、手控えムードが広がる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=114円台の前半(20日は114円34-36銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=133円台の前半(同132円91-95銭)とやや円安方向にある。20日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、楽天グループ<4755.T>、アドバンテスト<6857.T>、キーエンス<6861.T>などが、20日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、19日の大阪取引所清算値比20円高の2万9300円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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