田中化研が急騰し一時ストップ高、22年3月期の単体業績予想を修正し損益が黒字転換見込みに

株式

2021/10/27 12:03

 田中化学研究所(田中化研)<4080.T>が急騰し、一時150円ストップ高の1129円を付ける場面があった。26日引け後、22年3月期の単体業績予想を修正。損益が黒字に転換する見通しを示し、買い人気を集めた。

 22年3月期業績予想で、売上高を330億円から430億円(前期比)に、営業損益は6億5000万円の赤字から8億円の黒字(前期は2000万円の赤字)に転換する。第2四半期(21年4-9月)において販売数量が当初の想定通り推移したことに加え、同社製品の主原料であるニッケルおよびコバルトの国際相場が上昇基調で推移し、一時的に利益が大幅に増加した。今後は、販売数量が増加基調で推移することと、ニッケルおよびコバルトの国際相場が第2四半期末と比較し、大きな変動がないことを想定し、業績予想の修正に進んだ。

 前場終値は、前日比134円高の1113円。

提供:モーニングスター社

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