<特集>寒い冬に備える、関連銘柄は?(4)=ダイニチ工―暖房機器は出荷堅調とみられ割り負け感も

株式

2021/11/5 17:03

 ダイニチ工業<5951.T>に狙い目がある。石油ファンヒーター大手で電気式セラミックヒーターも手掛け、厳冬関連として見逃せない存在だ。22年3月期第2四半期(21年4-9月)の単体決算では、石油暖房機器の輸出増加をけん引役に営業損益で1億1700万円の黒字(前年同期は6700万円の赤字)に転じた。通期の営業利益は22億円(前期比9.5%増)を見込み、利益体質は強化されつつある。冬場の需要期に備えた各種暖房機器の出荷が堅調とみられ、感染症予防対策で加湿器の需要も引き続き期待される。

 株価は、昨年11月24日高値1025円から今年8月6日の年初来安値727円にかけて約3割の下落を経て底堅さを取り戻してきた。足元では、日足一目均衡表上の「雲」上をキープするとともに75日移動平均線もようやく上向きに転じた。至近距離にある200日線を突破すれば、出直り足に弾みが加わる可能性がある。ちなみに、PER8倍台、PBR0.5倍台と割り負け感もある。

提供:モーニングスター社

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