<相場の読み筋>11月12日

2021/11/12 7:45

 11日の米国株式は、NYダウが前日比158.71ドル安の3万5921.23ドルと3日続落、ナスダック総合指数は同81.576ポイント高の1万5704.281ポイントと3日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億6235万株、ナスダック市場が48億1994万株だった。為替・債券市場がベテランズデーで休場となり、手がかり材料に乏しかった。10日の通常取引終了後、21年7-9月の決算を発表したウォルト・ディズニー<DIS>が、動画配信サービスの契約者数が伸び悩んだことが嫌気され急落、NYダウの重しとなった。一方、ハイテク株は、前日に続急落した反動から、マイクロソフト<MSFT>やネットフィリックス<NFLX>、エヌビディア<NVDA>などが堅調で、ナスダック総合指数の上昇を支えた。

 12日の東京株式は、堅調な展開か。日経平均株価はきのう5日ぶりに反発した動きが継続し、買い優勢のスタートが見込まれる。ただ、手がかり材料に欠けることから、上値追いの動きは限られそう。また、11月限株価指数先物・オプションSQ(特別清算指数)値の算出日にあたることから、市場推定値を意識する場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=114円トビ台(11日は114円07-09銭)、ユーロ・円が1ユーロ=130円台の半ば(同130円73-77銭)と小動き。11日のADR(米国預託証券)は円換算値で、TDK<6762.T>、アドバンテスト<6857.T>、ソフバンG<9984.T>などが、11日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、11日の大阪取引所清算値比115円高の2万9415円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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