<相場の読み筋>1月7日

2022/1/7 7:45

 6日の米国株式は、NYダウが前日比170.64ドル安の3万6236.47ドルと続落、ナスダック総合指数は同19.309ポイント安の1万5080.865ポイントと3日続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億1265万株、ナスダック市場が46億8736万株だった。FRB(米連邦準備制度理事会)による早期の金融政策正常化への警戒感が継続。米10年物国債の利回りが一時1.75%台に上昇(価格は下落)し、相対的な割高感が意識されたハイテクが弱かった。12月のISM(米サプライマネジメント協会)非製造業景況指数は62.0となり、市場予想平均66.9を下回ったことも重しとなった。NYダウ採用銘柄では、ユナイテッドヘルス<UNH>やウォルグリーン・ブーツ・アライアンス<WBA>、IBM<IBM>などが値下がり率の上位に入っている。

 7日の東京株式は反発後、もみ合いか。現地6日の欧米株式は下落したものの、きのう大幅に反落した反動や自律反発を狙った買いなどで、買い優勢のスタートとなりそう。ただ、買い手がかりに乏しいことや、週末要因に加え成人の日の祝日で3連休となることも重なり、様子見姿勢が強まって伸び悩み商状となる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=115円台の後半(6日は115円87-89銭)、ユーロ・円が1ユーロ=130円台の後半(同130円81-85銭)と小動き。6日のADR(米国預託証券)は円換算値で、富士フイルム<4901.T>、トヨタ<7203.T>、三菱UFJ<8306.T>などが、6日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比205円高の2万8705円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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