<相場の読み筋>1月13日

2022/1/13 7:45

 12日の米国株式は、NYダウが前日比38.30ドル高の3万6290.32ドルと続伸、ナスダック総合指数は同34.943ポイント高の1万5188.392ポイントと3日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億5406万株、ナスダック市場が47億5432万株だった。米12月のCPI(消費者物価指数)は、前年同月比7.0%上昇し、約39年ぶりの上昇となった。市場予想平均と一致したことから、債券市場の反応は限られ、米10年物国債の利回りは小動きで推移。過度なインフレ懸念が弱まり、株価は堅調に推移した。NYダウ採用銘柄では、セールスフォース・ドットコム<CRM>やナイキ<NKE>キャタピラー<CAT>などが、値上がり率の上位に入っている。

 13日の東京株式は、軟調な展開か。日経平均株価は、きのう12日に大幅反発した反動や、52週線(2万8855円)、13週線(2万8865円)に接近したことによる、戻り待ちの売りも警戒され、上値が抑えられる場面がありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=114円台の半ば(12日は115円39-41銭)と円高方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=131円台の前半(同131円06-10銭)と小動き。対ドルでの円高を警戒し、輸出関連銘柄には重しとなることも想定される。12日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、エーザイ<4523.T>、ZHD<4689.T>、コマツ<6301.T>などが、12日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比90円安の2万8650円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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