<相場の読み筋>1月19日

2022/1/19 7:45

 18日の米国株式は、NYダウが前週末比543.34ドル安の3万5368.47ドルと3日続落、ナスダック総合指数が同386.856ポイント安の1万4506.897ポイントと反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億4280万株、ナスダック市場が48億6373万株だった。NY原油先物WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)価格が続急伸し、インフレ懸念が台頭した。FRB(米連邦準備制度理事会)による利上げ前倒しが警戒され、米10年物国債の利回りが一時1.87%に上昇(価格は下落)。相対的な割高感から高PERのハイテク株が売られた。NYダウ採用銘柄では、10-12月決算が減益となったゴールドマン・サックス<GS>のほか、JPモルガン<JPM>やシスコシステムズ<CSCO>などが、値下がり率の上位に入っている。

 19日の東京株式は続落後、軟調な展開か。きのう18日の日経平均株価は、朝高後、下げに転じて取引を終了。上値が重い動きだったことに加え、現地18日の欧米株式が下落したこともあり、売り優勢のスタートとなろう。22年3月期第3四半期(21年4-12月)の決算発表を前に、手がかり材料が乏しいこともあり、模様眺めムードが広がることも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=114円台の半ば(18日は114円86-88銭)、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の後半(同130円91-95銭)とやや円高方向に振れている。18日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ソニーG<6758.T>、村田製<6981.T>、トヨタ<7203.T>などが、18日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比245円安の2万8005円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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