<相場の読み筋>1月21日

2022/1/21 7:45

 20日の米国株式は、NYダウが前日比313.26ドル安の3万4715.39ドルと5日続落、ナスダック総合指数が同186.235ポイント安の1万4154.020ポイントと3日続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億4152万株、ナスダック市場が50億4190万株だった。朝方は、連日で下落していたこともあり、自律反発狙いの買いが先行し、反発する場面もみられた。ただ、買い一巡後は、米10年物国債の利回りが1.82%前後で高止まりするなか、金利上昇への警戒感が台頭し下げ転換。前日と同様に通常取引の終了前に下げ幅を拡大した。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アマゾン・ドットコム<AMZN>やアルファベット(グーグルの持ち株会社)<GOOG>、シスコ・システムズ<CSCO>などが下落、同指数の重しとなった。

 21日の東京株式は反落後、もみ合いか。きのう20日の反発は、時間外取引での米株価指数先物の上昇に後押しされた面が強いとみられ、その反動から、売り優勢のスタートとなりそう。手がかり材料難や週末要因から、手控えムードが広がることも見込まれ、弱含みの展開となることも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=114円台の前半(20日は114円39-40銭)、ユーロ・円が1ユーロ=129円台前半(同129円94-98銭)と円高方向に振れている。引き続き、時間外取引での米株価指数先物や米金利の動向に左右されそう。20日のADR(米国預託証券)は円換算値で、村田製<6981.T>、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などが、20日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比290円安の2万7500円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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