日経平均は580円程度安、安値圏でのもみ合い商状が続く=14日寄り付き

 14日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前営業日比580円程度安い2万7115円前後で推移。午前9時7分には、同601円04銭安の2万7095円04銭を付けている。前週10日まで3日続伸していた反動や、米国株式がインフレの長期化や、ウクライナ情勢の緊迫化を警戒し前週末にかけて大幅に続落したことなどから、売りが先行した。現物株の取引開始後には、株価指数先物に断続的な売りが出て下げ幅を拡大。安値圏でのもみ合い商状が続いている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週10日の大阪取引所清算値比770円安の2万6930円だった。

 業種別では、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が下落。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電機機器株も安い。クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株も軟調。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も下げている。

 個別では、シスメックス<6869.T>、ラクス<3923.T>、ネットプロテ<7383.T>、システムソフ<7527.T>、稀元素<4082.T>などが下落。半面、ミルボン<4919.T>、物語コーポ<3097.T>、F&LC<3563.T>、ヒノキヤG<1413.T>、GMOGHD<3788.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=115円台の半ば(前週10日は1ドル=115円59-60銭)、1ユーロ=131円台の前半(同132円11-15銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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