<今日の仮想通貨市況>軟調、米CPIの上ブレやウクライナ情勢緊迫化で

仮想通貨

2022/2/14 9:33

 14日午前9時30分現在の暗号資産(仮想通貨)は、ビットコイン(BTC)が1BTC=485万円前後(過去24時間比0.3%安)、イーサリアム(ETH)が1ETH=33万円前後(同1.2%安)となっている。週末の主要な暗号資産は軟調に推移した。

 ビットコインは米1月CPI(消費者物価指数)を受けて10日から11日にかけて乱高下。CPIが市場予想を上回ったことでFRB(米連邦準備制度理事会)による大幅利上げでリスクマネーが縮小するとの懸念が広がって500万円ちょうど近辺まで急落した。いったんは530万円前後まで切り返す場面があったが、11日未明から再び軟化。500万円を割り込んだところで下げ渋ったが、12日になるとウクライナ情勢の緊迫化が売り材料視されて下げ幅を拡大し、その後は480万-490万円近辺で停滞した。

 ウクライナ情勢の混迷で同国への送金手段のひとつとしてビットコインが活用されているとの報道があるものの、暗号資産の支えにはなっていない。このほかでは、米コインベース<COIN>が投資顧問に仮想通貨関連の口座を提供すると発表したこと、米インテル<INTC>がブロックチェーン技術向け半導体をリリースすると発表したことなどが話題となっている。

(イメージ写真提供:123RF)

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