<相場の読み筋>2月15日

2022/2/15 7:45

 14日の米国株式は、3日続落した。NYダウが前週末比171.89ドル安の3万4566.17ドル、ナスダック総合指数が同0.235ポイント安の1万3790.919ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億3883万株、ナスダック市場が41億2033万株だった。引き続き、ウクライナ情勢の緊迫化による影響が警戒され、リスク回避姿勢が高まり、NYダウは一時、430ドルを超える下げをみせる場面もあった。ただ、連日で大幅安となっていたこともあり、下値では自律反発期待の買いが入り、下げ幅を縮小して取引を終えた。NYダウ採用銘柄では、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス<WBA>やIBM<IBM>、シェブロン<CVX>などが、値下がり率の上位に入っている。

 15日の東京株式は、軟調な展開が続きそう。きのう14日に、3日ぶり大幅反落した反動から、買い戻しの動きも期待されるが、先行きが不透明なウクライナ情勢や米金融政策の行方への警戒感から、上値は重そうだ。積極的な売買は限られるとみられ、不安定な値動きとなる場面も想定され、引き続き、中小型株への物色が中心になるとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=115円台の半ば(14日は115円40-42銭)、ユーロ・円が1ユーロ=130円台の半ば(同130円83-87銭)と小動き。14日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、キリンHD<2503.T>、キーエンス<6861.T>、ローム<6963.T>などが、14日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比45円安の2万7055円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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