<相場の読み筋>2月25日

2022/2/25 7:45

 24日の米国株式は、6日ぶりに反発した。NYダウが前日比92.07ドル高の3万3223.83ドル、ナスダック総合指数が同436.098ポイント高の1万3473.585ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が14億6765万株、ナスダック市場が58億208万株だった。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受け、地政学リスクが警戒され、朝方にNYダウは860ドル近い下げをみせる場面もあった。売り一巡後は、前日までに1850ドルを超える下げとなっていたこともあり、短期的なリバウンド狙いの買いや、買い戻しの動きが出て下げ幅を縮小。通常取引の終了前に上昇に転じた。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、マイクロソフト<MSFT>やアマゾン・ドットコム<AMZN>、テスラ<TSLA>などが買われ、同指数の上昇をけん引した。

 25日の東京株式は買い先行後、もみ合いとなりそう。きのう24日の日経平均株価は大幅に5日続落。終値ベースで5日間の下げ幅は1490円弱(約5.4%)に達していることや、現地24日の米国株が大幅下落後、上昇に転じて取引を終えていることから、買い戻しの動きが先行するとみられる。ただ、ウクライナ情勢を見極めたいとの見方や、手がかり材料に乏しいこともあり、停滞商状となる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=115円台の半ば(24日は114円61-62銭)、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の前半(同128円88-92銭)と円安方向に振れている。24日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ZHD<4689.T>、ソニーG<6758.T>、アドバンテスト<6857.T>などが、24日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比330円高の2万6260円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ