<相場の読み筋>3月24日

2022/3/24 7:45

 23日の米国株式は、反落した。NYダウが前日比448.96ドル安の3万4358.50ドル、ナスダック総合指数が同186.213ポイント安の1万3922.604ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億4447万株、ナスダック市場が47億5748万株だった。カザフスタンとロシアをつなぐパイプライン経由での原油輸出が停止されたと報じられ、需給のひっ迫感からNY原油先物WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)価格が急上昇。原油価格の上昇によるガソリン価格への影響が懸念され、消費関連株を中心に売り圧力が強まる格好となった。NYダウ採用銘柄では、ホーム・デポ<HD>やセールスフォース・ドットコム<CRM>、シスコ・システムズ<CSCO>などが、値下がり率の上位に入っている。

 24日の東京株式は反落後、もみ合い商状となりそう。日経平均株価はきのう23日までに7連騰し2877円(約11.4%)の上昇となっている反動や、現地23日の欧米株式が下落したことなどから、利益確定売りが先行するとみられる。ただ、3月末の配当権利取りの動きも見込まれ、売り一巡後は、落ち着きどころを探る展開が見込まれる。為替相場は、ドル・円が1ドル=121円台の前半(23日は121円06-07銭)、ユーロ・円が1ユーロ=133円台の前半(同133円37-41銭)と小動き。23日のADR(米国預託証券)は円換算値で、TDK<6762.T>、アドバンテスト<6857.T>、ファナック<6954.T>などが、23日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比475円安の2万7385円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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