日経平均は158円程度安、為替が円高に振れ輸出関連銘柄に重し=25日寄り付き

 25日午前9時20分すぎの日経平均株価は、前日比158円程度安い2万6588円前後で推移する。午前9時16分には、同167円85銭安の2万6580円29銭を付けている。きのう24日に大幅反落した弱い動きが継続し、売りが先行。時間外取引で米株価指数先物が上昇しているものの、外国為替市場で、円がドルやユーロに対して、円高方向に振れていることで、輸出関連銘柄への重しとなっている。現地24日の米国株式市場では、NYダウが3日続伸した一方、ナスダック総合指数は反落するなど、まちまち。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、24日の大阪取引所清算値比65円安の2万6675円だった。

 業種別では、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株やオリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートHD<6098.T>などのサービス株が下落。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も安い。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株も軟調。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、KDDI<9433.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株も下げている。

 個別では、SREHD<2980.T>、メドピア<6095.T>、アカツキ<3932.T>、エムアップH<3661.T>、東洋建設<1890.T>などが下落。半面、日東紡<3110.T>、日医工<4541.T>、マツオカ<3611.T>、青山商<8219.T>、マーキュリア<7347.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時20分時点で、1ドル=126円台の後半(24日は1ドル=127円27-29銭)、1ユーロ=136円前後(同136円56-60銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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