<相場の読み筋>7月21日

2022/7/21 7:45

 20日の米国株式は、続伸した。NYダウが前日比47.79ドル高の3万1874.84ドル、ナスダック総合指数が同184.503ポイント高の1万1897.651ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億3853万株、ナスダック市場が73億8725万株だった。19日の通常取引終了後、ネットフリックスが4-6月期決算を発表。底堅い内容だったことを材料視され上昇した。また、NY原油先物WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)価格が軟調に推移したことで、インフレ懸念が和らいだことも意識されたようだ。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、ネットフリックスをはじめエヌビディア、メタ(旧フェイスブック)などが買われ、同指数の上昇を支えた。

 21日の東京株式は反落後、もみ合いとなりそう。日経平均株価は、きのう20日までに5連騰となり、1340円強の上昇をみせていることから、利益確定売りが先行しそうだ。ただ、急ピッチな戻り相場だったことから、押し目を狙う投資家もいるとみられ、底堅く推移する場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=138円台の前半(20日は138円12-14銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=140円台の後半(同141円23-27銭)とやや円高方向に振れている。20日のADR(米国預託証券)は円換算値で、クボタ<6326.T>、キーエンス<6861.T>、ローム<6963.T>などが、20日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所終値比105円安の2万7575円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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